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2017/06/05
サンタベリー由来レスベラトロールが肌のコラーゲンに対する影響 北海道薬科大学共同研究

1.サンタベリー
サンタベリーは、ツツジ科スノキ属の低木植物です。フィンランドなどの北欧の森に自生しており、8月の終わりから9月にかけて真っ赤な果実を実らせます。葉は、1年中濃い緑色をしており、表面はワックスで磨いたようなツヤがあることが特徴です。
サンタベリーは、ポリフェノールの一つであるレスベラトロールを豊富含む食品として知られています。これまでにレスベラトロールは、寿命延長効果などの報告がなされ、アンチエイジング効果が期待される成分です。
本試験では、このビタミンC不足状態のマウスを用いて、サンタベリーの肌への影響を確認致しました。

2.研究方法と結果
【方法】
ビタミンC合成不全マウス8W(♂)をビタミンC投与群、ビタミンC非投与群、ビタミンC非投与+0.3%サンタベリー自由摂取群に分けて(n=8)試験開始8週目に解剖し、肝臓、血漿、皮膚を得ました。肝臓と血漿の一部はHPLCによるビタミンC含有量の測定に使用し、残りの血漿はマルチプレックス法により32種の炎症性サイトカインを定量しました。皮膚組織はHE染色を施し、膠原線維(コラーゲン含有)層を観察し、また17型コラーゲンについて蛍光染色を施しました。
【結果】
ビタミンC合成不全マウスをVC非存在下で8週間飼育することによって、血漿、肝臓のVC含有量は完全に消失しました。また、血漿中のG-CSF、Eotaxin、IL-1α、MCP-1が上昇したのに対し、サンタベリー摂取群ではこれらの炎症マーカーを有意に抑制していました。さらに、サンタベリー摂取群で皮膚組織の膠原線維層の厚みの減少の抑制、表皮、毛根部で17型コラーゲンの減少の抑制が目視的に確認されました。これらの結果より、サンタベリーの摂取はこれらの生体変化を予防的に抑制する可能性があることが示されました。

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