みらい研究所の公式サイトです。わかさ生活が学会発表した研究論文や研究への取り組みなど、研究情報を紹介します。

お知らせ

2017/06/05
わかさ生活と慶應義塾大学との産学共同研究を論文発表

1.光が目に及ぼす影響 ~網膜疾患との関連性~
私たちがものをみるために光は非常に重要な役割を担っています。光は角膜と水晶体(レンズ)を通過し網膜に到達すると、光が電気信号となって脳に伝わることで色や形を認識することができます。しかし一方で、光にはブルーライトや紫外線など有害な光も存在します。近年では、パソコンやスマートフォンの普及に伴い、ブルーライトに目が曝される機会が多くなりました。光ストレスは目において活性酸素を発生させ、目の網膜の細胞にダメージを与えてしまいます。この光のダメージの蓄積により、網膜色素変性や加齢黄斑変性などの眼疾患が悪化するとされています(網膜色素変性は日本における失明原因の第3位、加齢黄斑変性は第4位)。
 これら眼疾患に対する治療法は未だ十分確立されておらず、病気の予防や進行を抑えるような食品や医薬品が求められています。

2. 研究方法と結果
【方法】動物(マウス)にビルベリーエキスを経口摂取させたのち、光(3000ルクス、1時間)を照射しました。ビルベリーの摂取が、光によって惹き起こされる網膜組織の網膜形態、遺伝子発現変化、網膜電図に与える影響を調べました。
【結果】ビルベリーエキス非投与群では光照射後に桿体視細胞、錐体視細胞の形態変化が顕著に見られました。それに伴い桿体視細胞、錐体視細胞双方の視機能の低下が起こりました。また、これらの変化は網膜における活性酸素の上昇とそれに準じて生じる小胞体ストレスの上昇、視細胞死に起因することが示唆されました。一方でビルベリーエキス投与群では光照射による網膜での活性酸素上昇が抑制され、桿体視細胞、錐体視細胞の形態や視機能が共に維持されました。
【結論】本研究の結果から、ビルベリーエキスを摂取することで、光による目のダメージを軽減するとともに、網膜視細胞の健康維持に役立つ可能性があることがわかりました。
わかさ生活では目の総合健康企業として、目の健康をサポートする食品素材である北欧産野生種「ビルベリー」の研究にいち早く取り組み、ビルベリーが持つ目に対する機能性を明らかにしてまいりました。このような研究の積み重ねから医療用向けサプリメントの取り扱いも行っており、これからも各方面から信頼される研究を進め、目の健康に貢献してまいります。

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