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お知らせ

2018/01/11
ビルベリーの眼精疲労に対する作用機序の一部が明らかに!

1. 質量分析イメージング法 ~アントシアニンの体内動態~
質量分析とは分子をイオン化し、分離、そして質量を検出することで物質の重さを測定する分析方法であり、現在は物質を同定するときに多く用いられる技法であります。
質量分析イメージング法(MALDI-MSI)とは、近年になって確立された新しいイメージング法(可視化する方法)であり、LC-MSやGC-MSといった従来の質量解析法ではできなかった、組織などのサンプルを抽出工程などのステップを踏まずにダイレクトに質量分析を行うことで「目的サンプルのどの部分に物質が局在するのか」を視覚的に解析する技法であります。
アントシアニンの体内動態は古くから研究されており、胃や腸より吸収されていることは知られていますが、その吸収の詳細なメカニズムや体内動態については、いまだに不明な点が多くあります。今回、質量分析イメージング法を用い、分析することで投与されたアントシアニンが眼のどの部位に局在しているかを直接確認しました。

2. 研究方法と結果
【方法】6週齢雄性ddY系マウスに、ビルベリー抽出粉エキスを生理食塩水に溶かし100 mg/mLに調製したものを腹腔内に投与し、麻酔を行った後に解剖し眼球を摘出しました。摘出したサンプルは液体窒素を用いて速やかに凍結し、-80 ℃の環境下でディープフリーザーにて保存しました。質量分析に供する前に、クライオスタットを用いて10 μmの切片を作成し、MSI用の透明導電膜コートされたスライドガラスに貼り付けました。マトリックスはDHB(2,5-Dihydroxybenzonic acid)を用い、メタノールと水を7:3の比率で混合し、50 mg/mLと35 mg/mLの二種類の濃度に調製し、スライドガラスにエアブラシを用いて三段階に分けて均一に塗布し、質量分析機に供しました。結果、アントシアニン投与することでアントシアニン由来のピークであるm/z 419, 449, 463, 465, 479, 493が検出されました。本研究の結果から、眼球の網膜外層に付随する外眼筋にアントシアニンに存在する可能性が示されました。今後はアントシアニンの眼組織における、もっと詳細な作用機序の解明が期待されます。

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