スポーツにおける運動能力と目が、密接に関係していることは、前回お伝えしました。
スポーツビジョンには、健康診断や眼科で検査する静止視力の他に、
動体視力、深視力、瞬間視力、眼と手の協応動作など、計8種類あります。
また、スポーツによって必要とするスポーツビジョンは異なります。
例えばテニスでは、飛んでくるボールを正確に打ち返すための「動体視力」。
バスケットボールでは、バスケットリングまでの距離と奥行きを見極めるための「深視力」
サッカーでは、離れた味方の位置や動きを見極めてパスを送るための「瞬間視力」や「周辺視野」
などが深く関わっています。
スポーツでは競技に合わせたスポーツビジョンを維持することが大切なのですね。
各スポーツに必要なスポーツビジョンの項目を下の表にまとめました。
上の表からわかるように、全てのスポーツ競技において重要なスポーツビジョンがあります。
この能力は「眼と手の協応動作」と呼ばれており、「反射神経」として知られています。
多くのスポーツに共通して、目から得た情報を素早く全身に伝え、的確に体を動かすことは大切なのです。
一般的に、運動して疲れてくると体だけでなく目も疲労します。
その結果、「目と手の協応動作」すなわち「反射神経」が低下します。
ベストなプレーを長く維持するには、この反射神経をいかにハイレベルで維持できるのかがカギになってきます。
※反射神経の測定方法
パネルに120個のライトを点灯させ、両手を使って素早く押していきます。
120個のライトを押し終わるまでの時間をはかることで反射神経を測定しています。
アントシアニン入りの食品を食べた選手では、スポーツビジョン「眼と手の協応動作」が保たれました。
そのため、運動後も反射神経が維持されたのです。