結膜とは、白目の部分を覆う眼球結膜と、まぶたの裏側を覆う
構成される薄い膜のことです。
ここに外から様々な異物(アレルゲン)が飛び込んできて、体が過剰に反応し、抗体を作ることでアレルギー症状が起きます。
結膜は直接空気と接しているので、特にアレルギー症状を引き起こしやすいといわれています。
このように結膜でかゆみや充血、ゴロゴロとした異物感、目やに等のアレルギー症状が起きることを、アレルギー性結膜炎といいます。
目のアレルギーを引き起こすアレルゲンの代表的なものとしては、花粉や、ハウスダストと呼ばれるホコリ・ダニ・カビ・動物の毛などがあります。花粉症の様に毎年同じ季節になるものを、季節性アレルギー性結膜炎といいます。ハウスダストによる目のアレルギー症状は花粉症と違い、季節に左右されず一年中発症するため、通年性アレルギー性結膜炎といいます。近年では特にハウスダストによる通年性アレルギー性結膜炎が急増し、問題になっています。
アレルギー性結膜炎になると、目のかゆみ・充血・ゴロゴロとした異物感・目やになどの症状が出てきます。
アレルギー原因物質から身を守るのが最大の予防です。
<出典:目と健康NO.29創新社、三和化学研究所より引用>