みらい研究所の公式サイトです。わかさ生活が学会発表した研究論文や研究への取り組みなど、研究情報を紹介します。

お知らせ

2013/03/28
北欧産野生種ブルーベリー「ビルベリー」の新たな機能性が明らかに!~糖尿病網膜症の予防に新たな光~

株式会社わかさ生活は、ブルーベリーサプリメントの原材料である北欧産野生種ブルーベリー「ビルベリー」の機能性研究を続けて参りました。商品をお客様にお届けするだけでなく、ビルベリーの機能性を明らかにすることで目の悩みを持つ多くの方に役立てていただけると信じ研究を進めてきました。
この度、岐阜薬科大学 原 英彰教授(所在地:岐阜市)との産学共同研究で、『ビルベリーエキスが糖尿病網膜症の予防につながる』ことが明らかになり、この研究結果を、2013年3月28日(木)日本薬学会第133年会大会(横浜市)にて発表いたしました。

【 “糖尿病網膜症” は日本人の失明原因の第2位 】

現在、生活習慣や食習慣の変化、または高齢化の影響により、糖尿病患者は年々増え続けています。
糖尿病は、糖尿病網膜症などの合併症を併発します。
国内でも糖尿病患者のうち約40%の方が糖尿病網膜症を併発しており、年間3,000人もの方が失明に至っている深刻な疾患です。
失明原因の第2位である糖尿病網膜症ですが、糖尿病患者の増加に伴い、今後も増えることが懸念されています。

【 ビルベリーエキスが糖尿病網膜症の予防に役立つことを確認 】

糖尿病網膜症の原因の1つに、網膜の血管細胞が異常に増殖して伸びていく「血管新生」が知られています。
血管新生でつくられた毛細血管は非常に弱く、簡単に破れ網膜内で出血を引き起こし、結果的に失明を引き起こします。
この度、ヒトの細胞を用いた実験にて、ビルベリーエキスに含まれる色素である「アントシアニン」が、糖尿病網膜症病態における血管新生を抑制する作用を持つことが明らかになりました。

本研究の結果から、ビルベリーを日常的に摂取することで網膜血管の健康維持に役立ち、糖尿病網膜症の予防に繋がることが期待されます。

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