みらい研究所の公式サイトです。わかさ生活が学会発表した研究論文や研究への取り組みなど、研究情報を紹介します。

株式会社わかさ生活は、ブルーベリーサプリメントの主成分である「ビルベリー」の機能性研究を続けてまいりました。商品をお客様にお届けするだけでなく、素材が持つ機能や成分情報を明らかにすることで、健康に悩みを持つ多くの方に役立てていただけると信じ、研究開発と品質の向上を続けております。この度、わかさ生活と鳥取大学 河田　康志教授（所在地：鳥取市）との共同研究が、50年に及ぶ古い歴史を持つ権威ある生物化学専門学術雑誌『Biochemistry』に掲載されました。

今回この学術雑誌に掲載された研究は、『ビルベリーがアミロイド線維形成を抑止し、脳の病気予防に役立つ』というものです。科学的な学術雑誌に掲載されたことで、未来まで研究結果を残すことができるようになりました。これからもわかさ生活は成分の研究開発を行い、より良い品質の商品をお届けすることで、皆様の健康を応援し続けます。

 

【研究背景】
高齢化に伴い増加している疾患のひとつに脳神経疾患があります。脳や、脳からの情報を伝える神経機能が損なわれ、様々な障害を生じます。代表的な疾患として、認知症、アルツハイマー病、パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症（ALS）などがあります。脳神経疾患の予防・治療は非常に困難であり、パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症（ALS）など多くの疾患が難病として厚生労働省より認定され、医療費助成の対象となっています。
認知症ならびにアルツハイマー病は、年齢に伴い発症率が高まることが知られています。国際アルツハイマー病協会の報告では、認知症ならびにアルツハイマー病患者数は2013年現在4400万人、2050年には1億3500万人にも及ぶとされています。社会の高齢化が進むと供に、これら脳神経疾患の予防と治療が大きな課題となってきます。
医学の進歩により、脳神経疾患の発症には、特定のタンパク質がアミロイド線維という凝集体を形成することで発症することが確認され、タンパク質やアミロイド線維の特定が進んでおります。
近年では、アルツハイマー病の原因物質としてアミロイドβが発見され、話題となりました。
そのため、これらアミロイド線維の形成を抑制し、分解する医薬品、食品成分が強く求められています。

 

【研究方法】
　神経細胞にビルベリーエキスを加え、タンパク質（GroES）のアミロイド線維の形成抑制度合いを確認しました。また神経細胞に既に発生しているアミロイド線維が、ビルベリーエキスによって分解されるかどうかを確認しました。
＊GroESはタンパク質の異常を認識し、修復する機能を持っているタンパク質です。アミロイドβなど脳神経疾患関連タンパク質と同様、GroESも異常をきたすとアミロイド線維を形成することから、脳神経疾患に対する機能性の評価として使用されることが多くあります。

 

【目や成分、わかさ生活の研究に関する情報は下記をご参照ください】

◆わかさ生活研究所「ひとみ研究室」（URL：http://eye.wakasa.jp/）
目の健康や疾患に関する情報をお届けしています。

◆わかさの秘密（URL：http://www.wakasanohimitsu.jp/）
ビルベリーをはじめとする様々な成分情報を見ることができます。