みらい研究所の公式サイトです。わかさ生活が学会発表した研究論文や研究への取り組みなど、研究情報を紹介します。

お知らせ

2015/11/30
多くの人が悩む白内障に北欧産ビルベリーが働きかける新たな予防効果を発見!

株式会社わかさ生活(本社:京都市、代表取締役:角谷建耀知)は、ブルーベリーサプリメントの主成分である北欧産野生種ブルーベリー「ビルベリー」の機能性についての研究を続けてまいりました。
弊社では、健康の悩みを持つ方々に役立てていただくために、素材が持つ機能や成分の情報を明らかにしてまいりました。
この度、わかさ生活と鳥取大学 河田 康志(かわた やすし)教授との共同研究『アントシアニンによるαクリスタリン蛋白質の凝集抑制』を、2015年12月2日の『第88回日本生化学大会(神戸市)』にてポスター発表いたします。
これからも、わかさ生活は安全で高品質な商品開発や成分の機能性研究を行い、皆様に健康を提供してまいります。

<研究背景・内容>
白内障は目の中の水晶体が濁り、視野が白くぼやけてしまう眼疾患です。その主な原因は加齢であり、50代で37~54%、80歳以上では100%に症状が認められるという報告もあります(日本白内障学会HP参照)。

白内障は目の中の水晶体に存在するクリスタリンと呼ばれるたんぱく質が凝集するために起こります。これまでに、ビルベリーエキスがクリスタリンの凝集を抑えることを明らかにしてまいりました。
この度新たに、ビルベリーエキスに含まれる、アントシアニン色素成分(シアニジン配糖体)がクリスタリンの凝集を抑制することが明らかとなり、白内障予防のメカニズムの解明への手がかりが得られました。


<結論>
ビルベリーエキスのアントシアニン(シアニジン配糖体)には、白内障の原因の1つであるクリスタリンの凝集を防ぎ、白内障の予防につながるより強い根拠が示されました。
今回行った研究が50年、100年後まで人々の健康に役立ってくれることを願っております。


<詳細>

1.白内障の有病率と発症原因

白内障は目の中の水晶体が白く濁り、視力が低下する眼疾患です。その主な原因は加齢であり、50代で37%~54%、60代で66~83%、70代で84~97%、80歳以上では100%に白内障症状が認められるという報告もあります(日本白内障学会HP参照)。
水晶体はクリスタリンというたんぱく質によって形成されており、クリスタリンは生まれてから新陳代謝が行われません。そのため、一度クリスタリンが劣化してしまうと修復ができず、正常な機能を果たすことができないため、白内障の進行や視機能の低下につながります。
ヒトはα、β、γに分類される14種類のクリスタリンを持っており、なかでもαクリスタリンは他の種類のクリスタリンの安定化に関わっているといわれています。よって、αクリスタリンが劣化すると連鎖的にその他のクリスタリンも劣化してしまいます。
そのため、クリスタリン、特にαクリスタリンのたんぱく質の劣化をいかに抑制するかが、視機能の維持につながります。

2. 研究方法と結果

【方法】

ヒト由来クリスタリンを65℃の熱処理にてたんぱく凝集を起こし、劣化させました。ビルベリーエキスおよびその組成成分である様々な成分(アントシアニン類など)を熱処理前に添加し、αクリスタリンのたんぱく凝集に対する抑制効果を調べました。

【結果】ビルベリーエキスに含まれる組成成分のうち、数種類のアントシアニン(特にシアニジン配糖体)がαクリスタリンの凝集を抑制する効果を有することが明らかとなりました。


【結論】

ビルベリーに含まれるアントシアニンは、白内障の原因の1つである水晶体の白濁の原因を抑えることで、白内障の予防につながる可能性が示されました。

わかさ生活では現在、医療機関向けサプリメントの取り扱いも行っております。これからも各方面から信頼される研究を進め、皆様の健康に貢献してまいります。


3. ビルベリーや研究に関する情報は下記をご参照ください
◆わかさの秘密 ビルベリー(URL:
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/bilberry/
ビルベリーの成分情報を見ることができます。

お知らせ一覧に戻る

  • 品質管理・品質保証に関する国際規格ISO9001取得
  • たいせつにしますプライバシー
  • JDMA
  • 公益社団法人日本通信販売協会会員
    公益財団法人日本健康・栄養食品協会会員
    関西日本・フィンランド協会会員
    日本ブルガリア協会法人会員